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32歳で子宮体癌になりました。治療の事や日々の事。

入院2日目。

いよいよ手術の日です。

朝8:30に家族と看護師さんと一緒に手術室まで歩いて向かいます。

そして家族とはここでお別れ。頑張ってねと背中を押され、後ろから不安混じりの視線を感じながらドアの向こう側へ。そこには私用のストレッチャーが用意されていて、そこに上がり手術室へ運ばれます。

私がこの流れを体験するのは3回目でした。

ドキドキはマックスだし、この異様な空気ったらありません。看護師さんや麻酔の先生は明るく話してくれます。が、しかし、患者本人は完全に上の空で........

やだな、怖いな。

痛いのかな、帰りたい。

なんて思う暇もないくらいのスピードで進んでいきます。

そして静脈からの麻酔薬が入り始め吸入マスクが付き、ゆーっくり深呼吸してくださいね〜

スーハー、

スーーハーー、、zzz

 

わかりますかー?

終わりましたよー!

 

一瞬です。

本当に夢だったのかなと思う程になんの記憶もなくて、ただただ一瞬の出来事みたいに。最初に声をかけられたのが手術室なのか病室なのかもわからないくらい、意識は朦朧としていて記憶は淡いグレーって感じ。

家族によれば病室に帰ってきたのが14時頃で、何度か目を開いて話したりしていたそうですがあまり覚えていません。かすかな記憶にあるのが、とにかく足が冷たい!!と家族に訴えて、足先をマッサージしてもらっていたこと。そしてあったかいなーと思いながらまた眠ったこと。

他の事はあとで言われてから、あーーーなんかそんな話したかもしれないな!くらいでした。笑

ただ不思議なことに大部屋なので隣のベッドの患者さんとその家族の会話が聞こえていてその内容を覚えてて。笑 人は最後まで聴力が残るとよく言われますが本当にそうなんだなと改めて体感して、私も誰かの病床に付き添うことがあったら伝えたいことは最後まで耳元で囁き続けようと思ったのでした。

その日はとにかく夜までほぼ寝ていたようで、家族は何もすることもなかったと思いますがずっと付き添っていてくれてました。有難いことです。

 

ところで、手術室から帰ってきたときの装備について少し。

  *吸入マスク(酸素)

  *尿道カテーテル

  *足にフットポンプ(血栓防止用に)

  *点滴(ここから痛み止めも入っています)

吸入マスクは早々に外れて、他のは翌日まで。

私はリンパ郭清をしていないので足は正直煩わしいなと思いましたが、リンパ郭清した方は必須ですね!!

そして他の2つに関しても必須でした!!なんせ動けませんから。。

私の場合は麻酔医の先生のご提案で静脈麻酔をメインにしていただいたので、術後の吐き気等は全くありませんでした。幸い全身麻酔後の状態としては良い方だったのかもしれないと思っています。故に早くこの器具達から解放されたいという気持ちは強かったかもしれません。笑

 

ちなみに、翌朝までで許されているのは2つ。

  1、横を向いてうがいをする。

  2、体制を横向きに変える。

その夜はこの2つを駆使して寝たり起きたりを繰り返しつつ、ただただ朝を待ちます......

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