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32歳で子宮体癌になりました。治療の事や日々の事。

子宮に癌があるって!?①

とある金曜日の午後。

いつも通りに仕事していると、何度も携帯が鳴る。知らない番号から何度も何度も。
 
ん?誰かに何かあったのかな?どうしたんだろう?
なんとなく胸騒ぎがして電話に出てみる事にした。すると向こう側が慌ただしい。。
あ!先生、電話繋がりました!結果出てるから、早く来てって言って!
 
ん?これってどんな状況?
10日前に一応検査しておきましょうという事で、子宮体がんと頸がんの細胞診をした近所の婦人科からの電話でした。
 
5日後に伺う予定ですが、遅いですか?私そんなに悪いんですか?
その状況を理解出来ないままでやっと出た言葉はその二つ。電話ではお答えできませんので、とにかく早く来て下さい。と。
 
その後の仕事は全然手がつかず、上の空。
帰宅してからも、ずっと癌について調べて他の事は何もしない。スマホとにらめっこして、ほぼ寝ないままで朝を迎えた。
 
仕事の日だったが、午前半休もらって聞きに行こうと朝イチで病院に。
こんなにも長く感じた待ち時間はありませんでした。
1分が長い、、
心臓の音が早く大きい、、
もうこの時点である程度の覚悟はしていました。怪しいから早く大きい病院に行ってと言われるんだと思ってました。
 
そしてやっと呼ばれて診察室に。
先生がそっと出した検査の結果。
 
子宮体がんクラス5。
子宮頚がんクラス3。
 
ガーーーーーンガーーーーーンΣ(゚д゚lll)
冗談じゃなくて、本当に小さく呟いた。笑
 
とにかく早く大きい病院で精密検査受けて下さい!!!早期で治療できればちゃんと治る病気ですから!!!と、先生は優しく厳しく告知してくれました。
 
ただ、私はというと、もうクラス5の文字を見て涙を止める事が出来なかった。
前夜あれだけ調べてたから、それが何を意味するのかもわかってしまった。
60歳くらいなのかな?とても優しい表情の看護師さんに背中をさすってもらい、優しく声をかけてもらい、、
人の手にはこんなにも癒すチカラがあるのだろうかと思いながら、病院を出た。
 
が、ひとたび病院の外に出るとまたワーーーーッと涙が溢れて車を動かす事も出来ず、、
電話をして、30分位だったかとにかく話して落ち着いて、やっと運転して帰ってきた。
かなり取り乱していた私の電話に長々と付き合ってくれて、本当に感謝だったなぁ。
 
この日はもう仕事に行くような気力は無く、普段元気で風邪も引かない私だからまるでズル休みのように思われたかもしれないけど、午後も休んだ。
そしてとにかくベッドから動かずただ泣いた。電話して、話して、調べて、泣く。この繰り返し。
 
癌という病気の恐ろしさを知った。
それは気力を奪うという事。
もう死ぬかもしれない。どんな治療?手術?髪抜けたりするの?治ったとしても一生見えない敵と闘うのか?
そして32歳の私にとっては、その場所が子宮だというオプションが辛さを倍増させたのも事実ですが。。
同じ境遇の人はかなり少ないです。
でも2人に1人が癌になる時代。
私みたいに不安になって調べてる人も沢山いるんだと思う。だから、そんな人のチカラになれたら、少しでも不安を取り除ける情報や知識を共有できたらいいなと思います。
 
そして、病気を患った方の近くいる人。
家族、パートナー、友人も調べてくれてるかもしれない。不安でいっぱいかもしれない。本人以上に思い悩んでるかもしれないけど、そんな優しい方達の不安も少しでも軽減できたらいいのにと思います。
 
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